体を左右に分ける断面はどれか。
- 冠状断面
- 軸位断面
- 矢状断面
- 水平断面
- 前額断面
出典:厚生労働省公開PDF(令和6年版)
3.矢状断面
解説
✔ 「矢」は前から刺さる!
矢状(Sagittal): 昔の人が弓矢で戦う時、「矢」は体の正面から飛んできて、体を前後に貫きます。 この「矢が飛んでくる方向(前後)」に沿って、スパッと切ると、体は「左」と「右」に分かれますよね。 これが矢状断面です。 (※頭蓋骨の「矢状縫合」が矢の形に見えるから、という説もあります)
✔ 他の断面もセットで覚える
- 冠状断面 = 前額断面(Coronal / Frontal)
- イメージ:王様の「冠(カンムリ)」や、カチューシャを頭に乗せる位置です。
- 切り方:耳と耳を結ぶラインで切ります。
- 分かれ方:体を「前(お腹側)」と「後(背中側)」に分けます。
- 軸位断面 = 水平断面(Axial / Horizontal)
- イメージ:ダルマ落としや、CTの輪切りです。
- 切り方:地面と平行に切ります。
- 分かれ方:体を「上(頭側)」と「下(足側)」に分けます。
- まとめ
- 矢状(Sagittal) ➡ 左右に分ける(横顔が見える)
- 冠状(Coronal) ➡ 前後に分ける(正面の顔が見える)
- 軸位(Axial) ➡ 上下に分ける(輪切り)
出題者の“声”

この問題は、言わば「技師の入門テスト」じゃ。
「基本すぎて簡単すぎる」と笑うかもしれんが、試験の緊張感の中で「あれ? 冠状ってどっちだっけ?」とド忘れする瞬間が一番怖い。
この用語は一生使う共通言語じゃ。 息をするように即答できるレベルにしておいてほしいんじゃよ。
臨床の“目”で読む

現場では、日本語よりも英語(カタカナ)で飛び交うことがほとんどです。
- 「サジタル」の出番
- MRIで脊椎(背骨)や膝の靭帯を見るときは、必ず**「サジタル(矢状断)」**を撮ります。 背骨のカーブや、靭帯の断裂などは、横から見た(左右に分けた)断面が一番わかりやすいからです。
- CTは「アキシャル」が基本
- CT検査は、基本的に「アキシャル(軸位断)」で撮影します。 そこから、ワークステーション(3D処理機)を使って、計算でサジタルやコロナルを作ります。 これをMPR(多断面再構成)と言います。 「アキシャルだけじゃ骨折線が見にくいから、サジコロ作っておいて!」 こんな指示が日常的に飛び交います。
今日のまとめ
- 矢状(Sagittal):矢が刺さる方向。体を「左と右」に分ける。
- 冠状(Coronal):冠をかぶる位置。体を「前と後」に分ける。
- 軸位(Axial):CTの輪切り。体を「上と下」に分ける。


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